あくまくんが愛してやまない。




恭平くんも同じ気持ちだったようで、そこは嬉しいと思う。

彼のことだから、『みゆうちゃんいないならほかの女の子と遊ぼうかなあ』なんて言ってのけそうだし、泣きつく覚悟もできていた。


それなのに、わたしと同じように寂しそうに言うから、こちらも調子が狂う。



わたしのこと、……好きじゃないくせに。

それなのに、期待ばかりさせるでしょ。


かりそめのような彼氏彼女の関係。

いつか壊れてしまいそうな脆い繋がりなのに、なぜか恭平くんは、最近おかしいのだ。



「あーあ、余裕ないな。俺」



ぐーんと腕を伸ばしてリラックスする恭平くん。

どこまでも自由人で、口角を上げてゆるりとわたしを見つめてくる。



綺麗なお顔は相変わらずで、彼といるとずっと胸が高鳴っている。