あくまくんが愛してやまない。




ちらりと彼を盗み見る。

あぐらをかいて、無表情でいちごみるくをストローで吸っている恭平くんはなかなかに不機嫌だ。


あまりこんなわかりやすく拗ねることはないから、かなりめずらしい。




だからといってはなんだけど、こういうとき、彼とどう接したらいいのかわからない。

弁解の余地はなさそうだし、でも何か話さないと空気は気まずいままだし。



もう、なんで怒ってるか教えてくれないと困るよ……!



そう思いながらも、苦し紛れになんとか口を開く。



「きょーへいくん……?」

「なに」



ああ、だめだ。


恭平くんはわたしをいっさい見ない。

イコール、かなーり苛ついている……。



「沢っちとはなにもないよ……?」

「みゆうちゃんはそうでも、あっちは違うでしょ」


「うっ……、でも、本当にそんなんじゃないんだもん……」