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「ふーん。それで沢内くんと実行委員することになったんだ?」
「ハイ、そうです……」
「へーえ」
わざとらしく間延びした返事をしてくる恭平くん。
わたしはというと、彼の目の前で正座をして身を縮こまらせている。
……ううっ、恭平くん怒ってるよ。
やっぱり、断ったほうがよかったかも……。
思わずため息をつきたくなって、頭を抱えそうだった。
沢っちに頼まれた日から一夜明けて、今日の昼休み。
いつもどおり、ふたりだけの屋上で、座ってお昼ごはんを食べていたんだけど。
世間話程度に昨日の出来事を恭平くんにお話したら、なぜか途中からどんどん機嫌が悪くなっていって。
どうやら、沢っちという名前は、恭平くんにとって禁句になりつつあるようだ。



