あくまくんが愛してやまない。





悶々として黙るわたしに、今度は傍観していたエミがわたしを見た。




「別にいいんじゃない?」

「え?」


「沢内だけじゃ大変だろうし。みゆう、やってみたら?」



なんと無責任な……!

そう思うけれど、エミの真剣な顔を見たら、言い返せなかった。


彼女の言い分は一理ある。


わたしがオーケーしなかったら、沢っちがひとりで大変な仕事を背負うことになるかもしれない。

そうなったら、さすがに見ていられないし罪悪感も湧いてくる。


それに、実行委員として文化祭に関わるのは、悪くないかもなと少し思っちゃったんだ。



どうしよう……と悩む。

考え込んでいると、ひとつ妥協案が見つかって、おそるおそるエミに尋ねてみる。



「エミが、わたしの代わりにやるのはどうかな……?」

「ごめん。わたし図書委員だから却下」


「ううっ、だよね……」