あくまくんが愛してやまない。




気づいたら2年生になっても同じクラスで、もはやくされ縁。

ノリのいい沢っちは、エミやわたしとコントみたいに言い合うのが日課だったりする。


わたしが恭平くんのことを好きなことも知っていたし、……まあそのときも反対してきたけれど、なんだかんだいちばん仲良い男友達だと思っているのだ。





「そういえば沢っち、なにを言おうとしてたの?」



エミに聞かれたらまずい話なのかなと思って、なるべく小声で尋ねる。

だけどそういうわけではなかったようで、沢っちは思い出したように手をついたあと、わたしをうかがうように見た。



「いやあのさ……いっしょに文化祭実行委員やらねえ?」



まさかそんなことを言われるなんて思っていないから、びっくりする。

文化祭実行委員っていえば、……文化祭にあたってクラスをまとめたり、委員会に出たりする役割だよね?