あくまくんが愛してやまない。




沢っちとエミとわたしは、中学のときから仲が良い。

全員中2のときから同じクラスで、わたしがエミと仲良くなってしばらくしたあと、だれとでも話せるコミュ力おばけの沢っちがわたしたちに声をかけてくれたのだ。


『保志ってめっちゃかっけえ名字じゃん!』


すごく目をキラキラさせて言ってくれた沢っちは、はじめはびっくりしたけれど、いまとなっては本当にいいひとだ。

そんなふうに褒めてくれる異性はいなかったから、底抜けに明るい沢っちに驚いたんだ。


ちなみにエミに関しては、こう褒めていた。



『エミってカタカナ? すげえおしゃれな名前!』



それに対して『沢内って天然だね』とエミがくすくす笑っていたのを思い出す。



それからなんだかんだ話すことが多くなり、休日はほかの友だちを誘って遊びに行ったり笑いあったりよくしたものだ。