恭平くんの蹴りは、金髪さんのみぞおちにヒットしたようで、かなり痛がっている。
だけど、その様子にも脅しにもまったく動じず、恭平くんは無表情を貫き通していた。
感情がまったく読めなくて、不安になる。
そんなことを思いながらも見守っていると、恭平くんは言った。
「じゃあ、みゆうちゃんがあんたたちのこと訴えたらどーなるんだろうね」
冷めた口調、冷めた瞳。
怒りがすべてを抑えているような恭平くんの雰囲気に、金髪さんたちは震え上がる。
さすがにこれ以上強気なことを言えないのか、3人して唇を噛み締めて恭平くんを睨んでいる。
それに対しても平然としている彼は、本当になにを考えているのかわからない。
ただひとつわかることは、……彼はいま、ものすごく不機嫌だということだ。



