まったく悪びれていないので腸が煮えくり返りそうになる。精一杯睨みつけるも、彼の図々しさは治まる気配がない。
「礼儀がなってないのは深春のほうだろう。お前の唯一の親族なんだから、俺たちを結婚式に呼ぶべきなのに」
不満げにコーヒーを飲みながら、ついさっき翼さんと話していた内容が出されてギクリとする。
「……知ってたんだ」
「そりゃあ相手が財閥一族ともなれば、嫌でも情報は入ってくるさ」
そうだよね、黒凪家の長男の結婚式だもの。招待するのも著名人や財界人ばかりだし、噂にならないわけがない。
というか、礼儀とか言いながらただ資金援助のための繋がりを作りたいだけじゃないの?
猜疑心たっぷりに叔父を見ていると、彼はあっさりそれを肯定してくる。
「結婚式は俺たちにとっても重要なんだ。黒凪家だけでなく、名だたる参列者たちに顔を売る絶好の機会になるっていうのに……お前が嫌だと駄々をこねたのか?」
「違う。ご両親も一緒に決めたの」
やっぱり私たちを祝福する気なんてさらさらなく、百パーセント自分のためなんだなと、もはや怒りを通り越して呆れてしまう。
「礼儀がなってないのは深春のほうだろう。お前の唯一の親族なんだから、俺たちを結婚式に呼ぶべきなのに」
不満げにコーヒーを飲みながら、ついさっき翼さんと話していた内容が出されてギクリとする。
「……知ってたんだ」
「そりゃあ相手が財閥一族ともなれば、嫌でも情報は入ってくるさ」
そうだよね、黒凪家の長男の結婚式だもの。招待するのも著名人や財界人ばかりだし、噂にならないわけがない。
というか、礼儀とか言いながらただ資金援助のための繋がりを作りたいだけじゃないの?
猜疑心たっぷりに叔父を見ていると、彼はあっさりそれを肯定してくる。
「結婚式は俺たちにとっても重要なんだ。黒凪家だけでなく、名だたる参列者たちに顔を売る絶好の機会になるっていうのに……お前が嫌だと駄々をこねたのか?」
「違う。ご両親も一緒に決めたの」
やっぱり私たちを祝福する気なんてさらさらなく、百パーセント自分のためなんだなと、もはや怒りを通り越して呆れてしまう。



