「単刀直入に言うと、黒凪社長と面会したいんだ。資金の援助を交渉するために」
思わぬ発言に、私は大きく目を見開いた。
「原材料の価格やコストの高騰で、俺の会社も厳しくなってきてな。お前の旦那なら、金なんていくらでもあるだろう。親族のよしみで手を貸してもらいたい」
「お断りします!」
間髪を容れずにきっぱり言い放つと、ふてぶてしい彼の瞳がこちらを向く。
そんな話、奏飛さんに伝えるまでもない。これまで私を邪魔者扱いしていたというのに、自分が困ったら血縁関係のコネを使ってお金を恵んでもらおうなんて、私にも奏飛さんにも失礼じゃないか。
「なにが〝親族のよしみ〟よ……。私を家族だと思ったこともないくせに、こういう時だけ家族ヅラして頼るのはやめて!」
なんとか憤りを抑えようとしたものの、近くの席のお客さんには聞こえたようで、怪訝そうにちらちらと見られている。
以前の自分なら絶対に反論できなかっただろう。奏飛さんと結婚して、いつの間にかこういう部分も変わっていたみたいだ。
しかし、叔父は当然これだけで黙る人ではない。
「俺がお前をどう思っていようが、戸籍上は叔父と姪の関係だ。その結婚相手に協力を願い出て、なにか問題があるか?」
思わぬ発言に、私は大きく目を見開いた。
「原材料の価格やコストの高騰で、俺の会社も厳しくなってきてな。お前の旦那なら、金なんていくらでもあるだろう。親族のよしみで手を貸してもらいたい」
「お断りします!」
間髪を容れずにきっぱり言い放つと、ふてぶてしい彼の瞳がこちらを向く。
そんな話、奏飛さんに伝えるまでもない。これまで私を邪魔者扱いしていたというのに、自分が困ったら血縁関係のコネを使ってお金を恵んでもらおうなんて、私にも奏飛さんにも失礼じゃないか。
「なにが〝親族のよしみ〟よ……。私を家族だと思ったこともないくせに、こういう時だけ家族ヅラして頼るのはやめて!」
なんとか憤りを抑えようとしたものの、近くの席のお客さんには聞こえたようで、怪訝そうにちらちらと見られている。
以前の自分なら絶対に反論できなかっただろう。奏飛さんと結婚して、いつの間にかこういう部分も変わっていたみたいだ。
しかし、叔父は当然これだけで黙る人ではない。
「俺がお前をどう思っていようが、戸籍上は叔父と姪の関係だ。その結婚相手に協力を願い出て、なにか問題があるか?」



