夕闇迫る街を走る車の中、車窓に映る物欲しげな顔をする自分と目が合って、なんだかいたたまれなくなる。これから重要なパーティーに出席するのだから、こんなことを考えている場合ではないのに。
今夜は財閥の家系に限らず、かつて爵位を持った一族が集まるパーティーが開かれる。年に一度行われる、簡単に言えば交流会のようなものらしい。
私は奏飛さんと一緒に結婚の挨拶をして回る。結婚式や披露パーティーは数カ月後に行う予定なので、今日はひとまずご報告するといった感じだ。
セレブな方々ばかりなんだろうな。こういう場は初めてだし、やっぱりとてつもなく緊張する。
「深春」
薄闇に飲み込まれ始める街を眺めていると、一緒に後部座席に座る奏飛さんに名前を呼ばれた。「はい」と返事をして振り向こうとするも、両肩をそっと掴まれて窓のほうに身体を向けられる。
なに?と不思議に思った次の瞬間、髪をアップにして露わになっているうなじの辺りに彼の手が触れた。
それだけで反応してしまい、心臓と共にビクッと肩が跳ねる。が、彼はなにやら私のパーティードレスを弄っている模様。
今夜は財閥の家系に限らず、かつて爵位を持った一族が集まるパーティーが開かれる。年に一度行われる、簡単に言えば交流会のようなものらしい。
私は奏飛さんと一緒に結婚の挨拶をして回る。結婚式や披露パーティーは数カ月後に行う予定なので、今日はひとまずご報告するといった感じだ。
セレブな方々ばかりなんだろうな。こういう場は初めてだし、やっぱりとてつもなく緊張する。
「深春」
薄闇に飲み込まれ始める街を眺めていると、一緒に後部座席に座る奏飛さんに名前を呼ばれた。「はい」と返事をして振り向こうとするも、両肩をそっと掴まれて窓のほうに身体を向けられる。
なに?と不思議に思った次の瞬間、髪をアップにして露わになっているうなじの辺りに彼の手が触れた。
それだけで反応してしまい、心臓と共にビクッと肩が跳ねる。が、彼はなにやら私のパーティードレスを弄っている模様。



