今のは嫌味ではないよね……?と前向きに捉えていると、彼女は食材を冷蔵庫に戻しながらなにげなく切り出す。
「そういえば、どうでしたか? 初夜は」
問いかけられてドキッとした。みるみる頬が火照るのを感じつつ、自分からあれこれ聞いたのだから結果を伝えなければと、正直に答える。
「沢木さんの言う通り、心配いらなかった。私に心の準備ができるまで待ってくれてる」
彼女は奏飛さんが行為をしなかったことを意外に思ったのか、やや丸くした目を私に向けた。
「へえ……。それにしては〝子宮の奥までオンナにされた〟みたいな顔になっていますよ」
「どんな顔!? いや、まあ、毎日キスだけはしてるけど……」
うわ、口に出すと余計恥ずかしい。
両手を頬に当てると、沢木さんは数秒固まった後、なぜか気の毒そうな表情になる。
「深春様のガードを緩めるラブグッズでもご用意しておきましょうか」
「いらないよ!」
そこまでお世話しなくていいから!と、即行でツッコんだ。
周りはきっと早く跡取りが誕生することを望んでいるのだろう。にもかかわらず、私のペースに合わせてくれる彼は、やっぱり優しさと余裕を秘めている人だと思う。
「そういえば、どうでしたか? 初夜は」
問いかけられてドキッとした。みるみる頬が火照るのを感じつつ、自分からあれこれ聞いたのだから結果を伝えなければと、正直に答える。
「沢木さんの言う通り、心配いらなかった。私に心の準備ができるまで待ってくれてる」
彼女は奏飛さんが行為をしなかったことを意外に思ったのか、やや丸くした目を私に向けた。
「へえ……。それにしては〝子宮の奥までオンナにされた〟みたいな顔になっていますよ」
「どんな顔!? いや、まあ、毎日キスだけはしてるけど……」
うわ、口に出すと余計恥ずかしい。
両手を頬に当てると、沢木さんは数秒固まった後、なぜか気の毒そうな表情になる。
「深春様のガードを緩めるラブグッズでもご用意しておきましょうか」
「いらないよ!」
そこまでお世話しなくていいから!と、即行でツッコんだ。
周りはきっと早く跡取りが誕生することを望んでいるのだろう。にもかかわらず、私のペースに合わせてくれる彼は、やっぱり優しさと余裕を秘めている人だと思う。



