「…それは…売れるのか?
この写真集で愛緒を再び人気を取り戻せないとお前は辞めなくちゃいけなくなる。
大好きな演技も出来なくなるんだぞ」
ニセは演じることが好きなのだ。
「よく考えたら、演技って人気なくてもできるだろ
だから、売れなくてもいいよ
アイドル星野愛緒を辞めても一般人星野愛緒で俺はいいよ」
いい笑顔をしてニセは言った。
パシャ!
「だんまり~いいシーンで撮るんじゃねぇーよ」
感動し、今ちょうど泪を流さんばかりだった僕。
僕はマン(カメラ)を首にぶら下げていただけで手にしていない。
ちがうよって首を振ってニセにアピールした。



