ニセは元気がなかった。いつもの、僕の知っているニセではなかった。
僕は元気のないニセになんて言っていいか分からずにいた。
マン(カメラ)をにぎりしめて見つめた。
なんかマン(カメラ)が話しているように思えた。
「お前の思っていることを話した方がいい」
マン(カメラ)はカッコいい渋い声だった。
しゃべったことにびっくりしつつもマン(カメラ)の言った通りだと思った。
「ダメです。
辞めちゃダメです
あなたはあなたらしく笑って入れば、人はあなたに引き寄せられる
絶対に!!!!」
助言してくれたマン(カメラ)を強くにぎりしめ僕は熱く言った。



