だんまりカメラマンとニセアイドルの一冊の写真集


彼は生き生きしているように見えた。

ただ、彼は自分自身になりたかっただけだったのだ。

イメージと人気の世界、華やかで楽しそうに見えてはいるが…。

どんな仕事よりも辛く、大変な仕事を彼はしているのだ。

今は外に出ただけで自由になった気分のニセ。

そのため生き生きとした本来の彼になれたのかもしれない。

「はぁ~天気いいなぁ~
 空が青い。久しぶりに見上げたな」

彼はしみじみ空をながめ言った。