「イメージ護って護り抜いて護り続けたら、俺じゃなくなった
笑いたくない時に笑わなくちゃいけない。
俺って何だ!!?」
天井に叫ぶニセ。
彼にも苦労はあるのだ。
人を幸せな気持ちにさせること、たやすいことではない。
ただ笑うのだって大変なことなのだ。
僕は撮るほうだから分からない。
撮られる気持ちは分からない。
僕とニセには、分厚い壁がある。
決して覗くことのできない壁があるのだ。
彼の気持ちは僕には分からないのだ。
だが、わがままはいけない。
「笑え。」
「だんまり……ムカつく。死ね」
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