"ねえ直斗。

私には不思議な力があるって言ったら信じる?

たったひとつだけの、何の役にも立たない力なの。

誰も喜ばない力なの。

誰も気づかないまま消えていく。

私自身にしかわからない。

そんな魔法なの"