月下の逢瀬

どくん。
心臓が激しく打った。

存在を、否定。

あたしが玲奈さんに言ったことは、『死の宣告』と変わらなかった……。


あの時の玲奈さんが思い出される。
表情の消えた玲奈さんの、死への衝動は全てあたしのせい。


愚かなあたしの……。



横にいる理玖の気配を感じながら、膝にのせた手を、ぎゅっと握った。


自分のしたことの重さが辛い。
そして……。