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それから文化祭はあっという間に終わった。
各学年ごとに競い合う模擬店の売上高1位は断トツC組で、私たちA組は3位に終わった。
真実ちゃん曰く、C組は学年の中でもバスケ部が終結しているクラスだそうで、加えて律くんを使った宣伝効果が功を成したんだと言っていた。
同じクラスのタケちゃんは「俺もバスケ部なのに、人気なくてごめん」と酷く落ち込んでいたけれど、ムードメーカーな彼はすぐに立ち直って3位の賞状を自慢した。
そして学校は通常運転の日々に戻った。
そこで、事件は起こった。
「あ、おはよ伊都ちゃん!ねぇ、これ見て!」
「どうしました?」
「伊都ちゃんってSNSやってなかったよね?」
「はい。やり方がイマイチよく分からなくて」
「これね、あたしのアカウントなんだけどね?昨日のバスケ部の練習試合の動画でさ、律くんがスターター選手で名前呼ばれた瞬間……」
「え?」
「あ、ホラ!律くん突然コート内で転んじゃったみたいでさ!誰がアップしたのか分からないんだけど、コレすごい拡散されてるの!」
「えぇ!?」



