不器用なあの子は、今日も一宮くんに溺愛されている。








慌てて和室まで駆けって携帯の画面をタップする。


着信の相手が真実ちゃんだったから、思わず通話ボタンを押す前に笑顔になった。





「もしもし、真実ちゃん?どうしました?」


《伊都ちゃーん!今日ヒマ?あのさ、バスケ部の練習試合、一緒に見に行かない?》


「……バスケの、練習試合?」