* * * *
それから私は、病院で約30分ほど鼻血を流し続けてしまい、学校へ戻るころにはお昼を過ぎていた。
けれど大して異常もなく、クラスへ入るや否、先生を含めて全クラスメイトから心配の声をかけてもらって思わず涙が出た。
これ以上みんなに迷惑をかけてはならない、と強く肝に銘じて午後の授業に勤しみ、そして今朝の約束通り図書館で勉強することになったはいいけれど……。
「朝ね、南野さんに声かけたのはさ。俺も一緒に勉強教わりたかったからなんだよね」
「そ、そうだったんですね。私でよければ是非」
「だからってタケちゃんのあの声はあたしもビックリしたよ。今度から朝練のノリで声かけちゃダメだからね」
「重々承知しております。ホントごめんね、南野さん!」
「気にしないでください!私はもう、全然平気ですし」
「いや、そこは十分タケちゃんに追求するべきだよ。めちゃくちゃ責めて"どうしてくれるんだ"、って言っていいところだよ」
「おいおい律!俺チームメイト!もうちょい優しくしてよ!」
「あの、もう全然大丈夫なの!保健室まで着いてきてくださってありがとうございました、律くん」



