十年間も言えなかった。でもセリーナに対する気持ちは変わらないし増える一方。 明日は王宮に来るはずだから、明日こそ伝えよう。誤解を解いて大好きだと伝えよう。返事は考えてくれればいい。 考えてくれると言う事は少なからず可能性があると言う事にしたいから。それにその間は私の事を考えてくれるのだろう。少しでも私がセリーナの頭の片隅にあるなんて幸せこの上ない。