「ふむ。よく見ると中に気泡があるな。本物とは到底思えない。これを本物と言い買ったのであればすぐに連絡したほうがいいぞ。逃げられんうちに。鑑定士を呼ぶか?」
「えっ!」
「イミテーションをイミテーションとして売るのには問題はないが、イミテーションと分かっていて本物として売る行為は詐欺だ」
「そう言うことならこの問題は解決ということでよろしいですな?」
副学園長が言った。
「えぇ。お二人にはご足労おかけしました」
ジェフェリーが言うとセリーナも立ち上がり二人に頭を下げた。そして二人は出て行った。
メニュー