2月13日。バレンタイン前日。

材料をキッチンに並べ、髪を結んでエプロンを着た私は、優花のお家にお邪魔していた。

「まずはチョコを細かく刻んで…」

優花の指示に従いながら丁寧に作業していく。

2時間位たっただろうか。

可愛くラッピングされた、一口大のチョコレートが完成した。

「優花、ほんっとうにありがとう!
すごい助かったよ…!」

「こちらこそ!
一緒に作れて楽しかった!」

優花…天使か…。

「じゃあ、明日頑張ってね…!」

「うん、ありがとう!
頑張ってくるね!」