「失礼します。転校してきた磯田ですが」
「あ、お待ちしていました。私、遥ちゃんの担任の小雲美兎<こぐもみう>です」
「あ、どうも。遥の叔父の磯田圭介です」
「これからよろしくお願いします。……遥ちゃんも、よろしくね?」
小雲先生が、私と目を合わせてそう言う。
思わず圭介さんに助けを求めると、目線で挨拶しなさいと、訴えてくる。
「……磯田遥です。よろしくお願いします」
「うん。よろしくね!」
満面の笑みでそう言ってくれた先生。
その笑顔を見て、この先生は良い先生なんだなと、心から思った。
キーンコーンカーンコーン
「あ、朝学活が始まったみたい。さっそくだけど、教室に行きましょうか」
えっ……心の準備が……。
元々人と話すのが苦手な私が、クラス全員の前で自己紹介なんてできない……。
「保護者の方……?は学校のことをお話ししたいので、校長室に行ってもらってもいいですか?」
「あ、はい。わかりました」
「場所はわかりますか?あいにく今は案内できる教師が残っていなくて」
先生がそう言うと、圭介さんは大丈夫ですと言うように片手をあげる。
「あ、俺卒業生なんで場所わかります」
えっ?圭介さんってここの卒業生なんだ……。
知らなかった。
「そうですか、助かります。じゃあ遥ちゃん、教室に行こっか」
「はい」
「はるちゃん」
先生と職員室から出ようとすると、圭介さんに呼び止められる。
「頑張れよ」
「……うん!」
私は圭介さんに小さく手を振って先生について行く。
「はるちゃんも、あと1年しかないなんてっ……」
圭介さんが悲しそうにそう言っているのを、私は知らなかった。
「あ、お待ちしていました。私、遥ちゃんの担任の小雲美兎<こぐもみう>です」
「あ、どうも。遥の叔父の磯田圭介です」
「これからよろしくお願いします。……遥ちゃんも、よろしくね?」
小雲先生が、私と目を合わせてそう言う。
思わず圭介さんに助けを求めると、目線で挨拶しなさいと、訴えてくる。
「……磯田遥です。よろしくお願いします」
「うん。よろしくね!」
満面の笑みでそう言ってくれた先生。
その笑顔を見て、この先生は良い先生なんだなと、心から思った。
キーンコーンカーンコーン
「あ、朝学活が始まったみたい。さっそくだけど、教室に行きましょうか」
えっ……心の準備が……。
元々人と話すのが苦手な私が、クラス全員の前で自己紹介なんてできない……。
「保護者の方……?は学校のことをお話ししたいので、校長室に行ってもらってもいいですか?」
「あ、はい。わかりました」
「場所はわかりますか?あいにく今は案内できる教師が残っていなくて」
先生がそう言うと、圭介さんは大丈夫ですと言うように片手をあげる。
「あ、俺卒業生なんで場所わかります」
えっ?圭介さんってここの卒業生なんだ……。
知らなかった。
「そうですか、助かります。じゃあ遥ちゃん、教室に行こっか」
「はい」
「はるちゃん」
先生と職員室から出ようとすると、圭介さんに呼び止められる。
「頑張れよ」
「……うん!」
私は圭介さんに小さく手を振って先生について行く。
「はるちゃんも、あと1年しかないなんてっ……」
圭介さんが悲しそうにそう言っているのを、私は知らなかった。



