「本当に帰っていいわけないでしょ!」

「ぐへっ」

ひまりが本当に帰ろうとした伊藤くんの制服の襟を掴んで、伊藤くんは苦しそう。

でも、二人はとっても仲がいいとわかる。

「ふふっ」

「あ、今磯田さん俺の顔見て笑った」

「えっ、違うよ!優しい友達ができてよかったなーって思って」

「遥……もう私たちは親友だよ!友達以上で恋人未満の!」