(わたし)人間界(にんげんかい)()たことないから()ってる(ひと)なんていないと(おも)ってたのですが

「それは…「(りつ)〜?奏音(かのん)ちゃん()つけた?」」

「うん。この()奏音(かのん)ちゃんだって」

きれいな(おんな)(ひと)がこっちに()かっていた

「あら、音華(おとか)ににてすごく可愛(かわい)いわね」

その名前(なまえ)は…

「お母様(かあさま)()ってるのですか!」

「そうよ~だって(わたし)音華(おとか)親友(しんゆう)だからね」

母様(おかあさま)親友(しんゆう)

「はっ!もしかして(わたし)()ませてもらうところに()んでいて、(むかし)母様(かあさま)()()った(ひと)なのですか?」

「うん!奏音(かのん)ちゃんを(わたし)(いえ)()()ってくれないかって連絡(れんらく)()たのよ」

「そうでしたの!そちらのお(かた)は?」

「この()(わたし)息子(むすこ)(りつ)よ」

仲良(なかよ)くしてね〜

「はい、ってえっ?息子(むすこ)さんなのですか?」

母様(かあさま)親友(しんゆう)さんはとても(わか)(かん)じがするから(りつ)って()ばれている(かた)息子(むすこ)だなんてびっくりですわ

てっきり旦那(だんな)さんかと(おも)っていましたわ

「そうだよ。よく彼氏(かれし)とかに間違(まちが)われるけどね」

やっぱり間違(まちが)われるんですのね

「とりあえず、これからよろしくね奏音(かのん)ちゃん」

「はい!よろしくお(ねが)いしますわ…えーっと」

「私は加賀美百合咲(かがみゆりさ)よ!百合(ゆり)さんって()んでね!」

百合(ゆり)さんと(りつ)さん

「ふふっ…」

つい(うれ)しくて(わら)ってしまいましたが…ん?

「なんで(だま)ってるんですの?」

「あぁ…音華(おとか)()()()いでるわね」

「え?だって(わたし)はお母様(かあさま)()ですのよ?」

(ぎゃく)に、()(つな)がってなかったら(わたき)はどうなってたのかしら?

「ハハッ奏音(このん)ちゃん面白(おもしろ)いね。奏音(かのん)って()んでもいい?」

奏音(かのん)!

(はじ)めての()()てですわ!(わたし)(りつ)()んでいい…のでしょうか?」

「うん。是非(ぜひ)そう()んでくれると(うれ)しいよ」

「ありがとうございますです」

「お二人共(ふたりとも)(あつ)いところ(もう)(わけ)ないんですけど〜(はや)(いえ)(かえ)らない?」

(いえ)

「そうでしたわ!百合(ゆり)さんと(りつ)(いえ)()ましてもらう予定(よてい)でしたわ」

こんな肝心(かんじん)なことを(わたし)(わす)れてただなんて

「ほら!(はや)くしないと()いてくぞ〜」



「それはダメですの!」

収納(しゅうのう)魔法(まほう)でほうきを()してそれに()ろうとする

浮遊(ふゆう)はだめだよ」

「どうしてですの?」

魔女(まじょ)がいるなんてバレたら大変(たいへん)なことになるよ?それに可愛(かわい)いからすぐ人気(にんき)になっちゃうかもよ?」

大変(たいへん)なことに!そういえばそうでしたわ。人間(にんげん)魔女(まじょ)(とら)えて…

でも、百合(ゆり)さんと(りつ)はそんなこと絶対(ぜったい)にしないはずです

あれ?それより可愛(かわい)いって()いました?(わたし)が?

きっと()間違(まちが)いですわね

「ありがとうですわ」