「何する気…?」 「心配ご無用…!はい、入った入った!」 私の背中を押す芽奈と、それを微笑ましそうに見ている涼太くんの図。 これから私はどうなっちゃうんだろう…? *** 「もも……ヤバい」 「え、なにが…」 「天使が生まれちゃった」 「へ……?」 あれからは色々大変だった。 着せ替え人形にさせられ、様々なジャンルの服を着たり…。 あーじゃないこーじゃないと言う芽奈に、さんざん髪やら顔やらをフルメイクさせられて。 さっき「仕上げをするから目瞑ってて」と言われ、まだ目を開けていない。