芽奈と階段を下りていたら、足を踏み外しそうになったことが決定打。 その後芽奈に根掘り葉掘り聞かれ、全て把握された。 いずれ話すつもりではあったけど、そんなすぐに知られてしまうとは思いもしなかったな。 恋は盲目…と言うけれど、まさか自分がそういう状態に陥るだなんて。 今思えば、不器用にも程がある。 「1年だけ…とか決めてるんなら、そろそろ行動に移さないと。それこそ、意識させてドキドキくらいはしてもらわなきゃ」 「う……そう言われても…」 ドキドキ…とか、わかんないもん。