無自覚…?自覚無し子…? 「なんの話…?」 「んーん、気にしないで。こっちの話」 なんで私呆れられているんだろう…。 普通私の方じゃない? 「…話戻すけど、このままじゃほんとに進展なしで終わっちゃうよ?いいの?」 「………」 芽奈は全部知ってる。 あの日…瑞樹くんに惹かれた日を境に、2〜3日間の私は様子がおかしかった。 その自覚はもちろんある。 何をするにもぼーっとして手がつかないし、無意識のうちに瑞樹くんの姿を探してキョロキョロしちゃったりして。