私は透悟くんの家のインターホンを押すとものの10秒で透悟くんは家の玄関を開けた


「乃愛瑠。おはよう上がって!」


実は年末の時に秋人が駅近くに引っ越すってことでこの家を譲ってもらったらしいんだ


秋人の家には何度も来たことがあるから道のりは覚えていたってことかな


「うん、おはよう!」


赤のチェックに黒のズボン、そこにチェーンが小さくついてて透悟くんが履いてるとすごくかっこよかった


「なんか飲む?秋人さんが飲み物何本か置いててくれててさ、もう俺が住むんだから好きに使っていいって言ってくれてさ」


私はコートをソファの背もたれにかけて冷蔵庫を覗いて見た