狼鬼×姫様 ✤バレンタイン篇✤ 〜和桜生徒達の物語〜

「雨宮、おはよう!元気無さそうだが、俺の気のせいか?」


なんでみんな俺の変化に気づきやすいんだよ


「あー、ちょっと空き教室行こうぜ?ここじゃあ話しにくい」


そんな深刻な事じゃねえけど、昨日のことを話したくてうずうずしてたんだよな


┄空き教室┄


「そうだったんだ〜、だからさっきから元気なかったんだね」


2人に話すと心のうちはスッと軽くなっていくのがわかった


というか、乃愛瑠ちゃん去年まで茶色い髪の毛だったのに今は黒髪だ


ギャルだった頃はどこにいったんだ?


「まぁ、話してくれてよかったよ。何かあったら気軽に話してくれって言ったの俺だからさ」


「あぁ、2人ともありがとな。よし、教室行くか」


俺が元気になった途端乃愛瑠ちゃんに背中を叩かれ、透悟は肩に腕を乗せてきた