「わ、トリュフだ!俺、トリュフ大好き!早速食べていい?」


「うん!味見したから大丈夫だとは思うけど…どうかな?」


夏葵くんはトリュフをひとつ手に取ると口へ運んだ


「なにこれっ!!美味しすぎ!」


すごく満面の笑みで喜んでくれてるから作ってよかったーと、安心しきっていたら夏葵くんが私を抱きしめてきた


「あれ〜、舞冬花もいい匂いするー。あ、もしかしてまだお菓子ある?」


私の腰あたりに抱きついている夏葵くん


「舞冬花からすごく甘い匂いがするなー…ねぇ、キスしていい?」


そんな、そんな、色気のある声で言わないで、惑わされそう


私は目をつぶりながら小さく頷いた