「の…のえる?」


「透悟くん、好き〜」


う…美味しそうに食べてくれて…抱きしめたなんて言えるわけないよ


さっきからもう何度も心臓が破裂しそうになったんだって〜


「ははっ、分かったから、あ、俺も渡すものあったんだった」


あ、そういえば私もタオルとか渡すものあったんだっけ?


私はカバンの中を探し出す


あ、これだ


タオルとキーホルダー


透悟くんをちらっと見ると、あの時中庭でつけたネックレスがキラキラと輝いていた


私はいつの間にか泣いていたらしく、透悟くんにすごく心配された