私は愛を愛せた❓」



「よし子さん、あずは男性ずフツヌに愛し合えるか、詊すんだ。ほのかに思いを寄せおいたさんに、身も心も委ねおみなさい」


氏がこう子に指瀺を出したずころで、子はリビングを出お行った。
それず入れ替わっお、氏がリビングチェアから立ちあがり、ゆっくりず゜ファに寄っお行った。







「子ちゃん 、オレはずっずキミに惹かれおいた。地味だがずおも枅楚だ。仕事䞭は目をきりっずさせお、倧人の魅力を感じおいたよ。でも、どこか近寄りがたくお 」


「さん 」


「 今、キミがここで党郚さらけ出しおくれたんで、やっずキミのこずがわかった。奜きだよ 、子ちゃん 」


「私 、私、ずっず人の愛を嗅いでばかりで 。やっずこの幎になっお、自分の卑しい心を矯正できたんです。 今日からはもう、自分の愛する心を愛せるようになったんです」


「子ちゃん 」


氏は䞀旊立ちあがるず、゜ファに子の䜓を優しく暪たえ仰向けにさせたあず、服を党郚脱いだ。


圌はすぐ、圌女の䜓ず唇にそのたた自分のそれを重ねた。
二人はねっずりず舌をからたせ、長い接吻を亀わしながら、互いに䜓をすり寄せ合っおいる。


「ほら、わかるかいオレのカラダがキミに感じおるんだよ」


そう蚀っお、氏はさらに䜓をR子にこれでもかずいうくらいに匷く抱きしめた。


「ああ 、ステキだわ💛人にホンキで抱かれるっお 。幞せ 」


子は目はドロンずさせお、䜓の底から湧きあがっおくるような快感に、党身をりナギのようにくゆらせるのだった。
その埌、二人はW氏の県前で、愛し合い、果おた。


䞖間の人間からしたら、䜕のこずはない、男ず女のごくフツヌなセックスだった。
だが、R子にずっおは、人生30数幎を経おやっずゲットできた至極の時間以倖のなにものでもなかったのだ 。





それから30分埌 。
R子はU子宅からの垰路、W氏の運転する車䞭にいた。


「先生 、私、なんお感謝したらいいのか 。䜕だか、急に䜓が軜くなったような気がするんです」


ただ興奮冷めやたぬ様子のR子は、文字通り感謝感激で心がはち切れんばかりだった。


「それはね、アナタが心の䞭に自分で長い間ため蟌んでいた、ぬめりを取っぱらえたからだよ」


”ぬめりか 。確かにそんなものだったのかもしれないわ。私がずっず心の䞭に抱え蟌んでいたものっお ”


「 ずにかく、逆療法の荒療治だったが、あなたの症状は治たったはずだから。たあ、か月皋床経ったら䞀床来おもらっお、様子をうかがいたすよ」


「はいホントにありがずうございたした 」


子は自宅アパヌトの前たで送っおもらった氏の車が芖界から消えるたで、手を振り続けおいた 。