変わりたい。
自分を変えたい。
大好きな音楽で、上に上がっていきたい。
『あたしたちを、吹奏楽部に入れてください。お願いします。』
あたしは、頭を下げる。
吹奏楽部の部長は、真白の幼なじみ。
だから大丈夫。
必ずこんなあたしを受け入れてくれる。
「そんな頭下げなくても、真白の親友さんなんだから大丈夫だよ。」
穏やかな声が聞こえた。
「頭を上げて。」
ゆっくりと頭を上げる。
「今日からよろしくね。望月愛菜ちゃん。」
『あたしの名前……。』
「ん?あぁ、真白に会う度に聞かされてたしね。」
『そうなんですか……。』
「!!愛菜が男と喋ってる!」

