もう一度、君の笑顔を。





ああ……やっぱりこの人は私を殺せる人なんだ。


……もう殺してよ。……もう楽にしてよ。



抵抗もできなくなった私を見て、ハッと我に返った彪雅は手の力を緩めた。



「あっ……翠?大丈夫?」



ああ、やっと戻ったか……。

我に返って暴力をやめても、彪雅は絶対に謝ることをしない。


思う存分暴言を浴びせて殴った後は、自分の欲を満たすだけの作業のような行為。

彪雅と一つになれる幸せも、もう感じられなくなってしまった。




「……俺には、翠しかいないんだよ。」


「……うん…。私も、だよ…。」





たくさん傷つけた後にくれる彪雅の愛の言葉は、もう私の心には届いていない。