もう一度、君の笑顔を。





そんな日々が続いて、私は少しづつ感情を失いかけていていた。

メールで何を言われても「ごめんなさい。」というメッセージしか送れなくなった。





「…翠?……最近また痩せた?」


「ああ…、あんまり食欲なくてさ。」



沙羅は衰退していく私を何度も心配してくれたけど、彪雅からされていることを相談することはできなかった。

唯一沙羅が気づいていたのは、私が沙羅以外の人と話さなくなったこと。

他の人に話しかけられているところや笑っているところを見られたらいけないと思って、教室では1人で寝るようにしていた。




それでも授業や行事は避けられなくて、グループ学習の時間は地獄の時間だった。

彪雅以外の人と話さないといけない状況の中で、ああ今日も殴られる日か、なんて考えながら早く時間が過ぎることを願っていた。