「よお翠!大輔いる?」
と噂をすれば悠が教室の入り口から顔を出した。
私の隣にいた沙羅の存在に気づいて、ニッコニコでお互いに手を振り合っている。
悠は私の幼馴染であり、沙羅の彼氏でもある。
「後ろにいるわ。」
「うわ!ビビらせんなよ探してたんだから!」
悠の後ろから現れたのは大輔。
大輔と悠と私は、家も近く保育園も小学校もクラスもずっと同じという、いわゆる腐れ縁ってやつだ。
中学1年の時に私たち3人と同じクラスになった沙羅と仲良くなり、4人で行動することが増えた。
それが中学2年で悠だけクラスが離れるという…。沙羅とも付き合ったばかりだったから、かなり落ち込んでたのは今思い出しても面白い。
「お前はちゃんと自分のクラスのやつと仲良くしとけよ。」
