前回紫月がたどっていたルートを思い出しながら、なんとかエレベーターまで辿り着いた。
これで……合ってる?かな?
紫月から渡されたセキュリティカードをかざすと、ピピッとなって、スムーズに61階に着いた。
おー…1人でやるとなんだか秘密基地感が増すなあ。
でも自分の家じゃないからか、少し悪いことをしている気分にもなる……。
「…おじゃましまーす…。」
遠慮がちに部屋に入るとまだ紫月は帰ってきてないのか、私の足跡だけが響くほど静まり返っていた。
地上からもかなり離れてるから、街の喧騒も一切聞こえない。
「……うわあ……。」
綺麗な夜景……前来たときも綺麗だったけど、今は夜も更けて街の明かりが綺麗に照らされていた。
夜景に感動して、電気もつけずにソファに座った。
