もう一度、君の笑顔を。






勢いで焦った言い方をしてしまった。

でもきっと、今どうしても会いたがってるのは私。



「あっ……でもごめん。仕事忙しいのに。」


一瞬我に返って、わがままを言ってしまったことに気づいた。

さすがに仕事で忙しいのに、よくないよね。

今の精神状態で1人で家にいるのも嫌だけど、我慢しなきゃ。



『…翠が会おうとしてくれてるのに、会わない選択肢があるわけないじゃん。』


え……今から会えるってこと…だよね。

どうしてこの人は、こんなにもほしい言葉をくれる人なんだろう。

期待なんてしたくないのに、私を満たしてくれる紫月を欲してしまう。



「っ……でも、…いいの?」


『もうすぐ仕事終わるからへーき。翠の家に迎え行かせるから、この前渡したカードで部屋行ってて。』


「…うん、わかった。」


『じゃ、あとでな。』