「でもさ…。」
私は一段階声を低くした。
嫌いなんだよなあ。理想ばかりを押し付ける人は。
「たいして話したこともないんだったら、あんたたちの物差しで彼らを図るのはやめなよ。自分たちの理想を、彼らに押し付けないで。」
このまま話しても埒があかない気がしたから、少し強めな言葉を言ってしまった。
「なに知ったような口聞きやがって……!!」
あー絶対怒らせたよ。これもしかして殴られたりしちゃうやつかな。
別にマウントとったわけじゃないんだけどなあ…
手を振りかざしたのが見えて、目を瞑ったとき。
「そのまま行けば退学にするけど、いい?」
