もう一度、君の笑顔を。





ブーブーブーブー


「…ん…?」


電話…?

っていうか、私もしっかり爆睡してた…

電話は枕元に置いてあるスマホからで、私のではないから紫月のスマホかな。

無防備に気持ちよさそうに寝てる…

いつもあんなに冷たそうな表情してるくせに、寝顔は可愛いんだなとか思っちゃったり。

いやいや、見惚れてないで早く起こさなきゃ!




「…紫月?電話鳴ってるよ。」


「…んー…。」



肩を揺すると寝ぼけながらも少し起きたみたいで、


「電話、鳴ってるよ。」


「…ん、わかってる…。」


「早く出なきゃ…、んっ…」


ふ、不意打ちキスされた…

そっと触れるだけの、1秒くらいのキス。
瞬きしたらもう唇は離れてて、一瞬感じた温もりも徐々に冷めていくのを感じる。