「い、いや、嘘もなにもないよ。ていうか屋上自体、使えるのは紫月だけだって、久我くんも言ってたし。」
「……は?なんでまた仁が出てくんの。」
今までも冷たい表情ではあったものの、久我くんの名前が出た瞬間に、さらに冷たくなった気がした。
声のトーンもひとつ下がって、じーっと私を見つめてきた。
「仁と仲良すぎない?」
「じん?あぁ仁って、久我くんのことか。」
あ、たしかに幹部の1人だし、私なんかより2人の方が仲良いよね。
2人が話してるの見たことないし、あんまり想像できないけど…。
「同じクラスだしー、隣の席だしね。」
「あーあいつ、2-Aだったか。」
ため息混じりでベットに両腕をつきながら上を仰いだ。
ちょっと距離があいて心臓を落ち着かせてると、またすぐに迫ってきて
