もう一度、君の笑顔を。





「紫月は、ここに住んでるの?」


「んーたまにね。」


たまに使う家ってどういう家……。

まあお金持ちだし、そこはあんまり詮索しない方がいいか。


「それよりさ。」


「っえ。」



と私の顔を覗き込むように顔を寄せてきた。



「待ってたんだけど。」


「ま、まってた、?」


「屋上。」



あれほんとの約束だったの……?

それはそれでなんだか嬉しかったり嬉しくなかったり。

素直に喜べないのは、ほんとに私が可愛くない女だっていう証拠でもある。

まあ約束は破ってしまったんだし、私が悪いよな…。



「ご、ごめんね…?…まあ、ちゃんと授業出た方がいいとも思うし…」


「なにその嘘。」