もう一度、君の笑顔を。




すると振り返った暁良さんはさっきと変わらず無表情のままで。


「…言わなきゃわかんないの?」


「う、うん…。」


私が次の言葉を待つとき、同じように周りも静まり返って暁良さんの言葉を待っていた。






「はぁ……紫月がお前を呼んでんだよ。」





「え………は…?」



今………し、紫月って言ったよね?

え、もしかしてこれはしばかれるやつか?!やってしまったのか翠!!

頭でぐるぐる考えてるうちに冬馬さんが手を引っ張ってきて。




「さあさあレッツゴー!」



周りからは悲鳴が聞こえたけど、呑気にニコニコボーイは歩き出した。


まさかこんな迎えまで来させて呼び出されるなんて…。

屋上に行ったこと?キスに応えてしまったこと?

安泰に過ごそうとしていた高校生活も、これで終わりなのかなあ……。



紫月の名前を出されて抵抗する気も失せた私は、おとなしく2人についていった。