すると振り返った暁良さんはさっきと変わらず無表情のままで。
「…言わなきゃわかんないの?」
「う、うん…。」
私が次の言葉を待つとき、同じように周りも静まり返って暁良さんの言葉を待っていた。
「はぁ……紫月がお前を呼んでんだよ。」
「え………は…?」
今………し、紫月って言ったよね?
え、もしかしてこれはしばかれるやつか?!やってしまったのか翠!!
頭でぐるぐる考えてるうちに冬馬さんが手を引っ張ってきて。
「さあさあレッツゴー!」
周りからは悲鳴が聞こえたけど、呑気にニコニコボーイは歩き出した。
まさかこんな迎えまで来させて呼び出されるなんて…。
屋上に行ったこと?キスに応えてしまったこと?
安泰に過ごそうとしていた高校生活も、これで終わりなのかなあ……。
紫月の名前を出されて抵抗する気も失せた私は、おとなしく2人についていった。
