放課後。
明那といつもの場所で別れて、自宅であるマンションに着いた。
最近はやることもないからゲームでも持って行ってあげようかな……。
紫月がゲームする姿とか想像つかないけど……。
そんなことを考えながら、いつも通りオートロックを解除してエントランスに入ろうとしたときだった。
「すーいちゃん。」
えっ………この声……
嘘だ……。そんなはずない。いるわけない。
おそるおそる声がした方を見ると、
「久しぶり、翠。」
そこに立っていたのは……
この世で1番会いたくない、2年前に別れたはずの元カレだった。
屈託のない笑顔で私を見つめる彪雅を見て、私の足は石のように固まってしまった。
早く、マンションに入らないと……。
「ずっと探してたんだよ?まさかこんなところにいるなんて思いもしなかったけど。」
