「……うん。笑った方が可愛い。」 そう言って微笑んだ紫月に、私も頬が緩んだ。 きっと、笑うのが怖かったんだ。 人と話さずに感情を殺してたから、なにをしても自分を否定される気がしていた。 昨日の紫月が言ってたことは間違いじゃない。彪雅と付き合った後、私は本当に笑顔を失った。 私に笑顔をくれた紫月となら、自分を取り戻せる気がした。 ずっとそばにいさせてとか、付き合って、なんてことは言わないから、 今は紫月のそばにいたい。