「でも……めっちゃピッタリだったよ。」
「あー、なんかそれ用意した奴、服着てても見たらサイズわかるらしい。」
えっ、なにその特殊能力……。
でも、紫月が気遣ってくれてるのがわかって、また嬉しくなった。
「紫月、ありがとう。」
「俺が一緒にいたくてやったんだから気にすんなよ?生活に必要なもんは用意させたから、好きに使えよ。」
またサラッとそういうことを言う。
好きとか愛してるとかの言葉じゃないのに、紫月の言葉には優しさと愛情を感じる。
ドキドキするときもあるし、心があったかくなるような感覚もする。
________ピンポーン
部屋のインターフォンが鳴って、紫月がだるそうに立ち上がった。
「うわーもうこんな時間か。めんどくせえ。……翠、ちょっと待ってて。」
「うん。」
初めて訪問者が来てるのを見たかも……。
紫月は誰が来たのか分かってるみたいだけど。
