「いやいや……仕事もあるだろうし、今日帰るよ。」
「昨日みたいになったら大変だから、って言いたいところだけどさ。」
「……ん?」
そう言ってやっと私の方を見てきた紫月。
「………好きな女とは、一緒にいたいじゃん?」
そうやって口角を上げた紫月。
ん……?今好きな女って、言ったよね……?
好きな女って、好きな人って意味で、好きって……。あれ、なんだっけかな。
女?あっ、そういえば……
「っていうか、脱衣所にあった下着……お借りしました。」
「ん?……あー、全然いいよ。もう翠のだし。」
またご飯に手をつけながらサラッと言った。
翠のって言っても、さすがにピッタリすぎて怖いんだってば……。
「あの……さ。」
「ん?」
「これがあるってことは……、そのー、他にもここに来てた女の人がいたってこと?」
