『はい。……ありがとうございます。色々と、お世話になりました。』 感謝の意を込めて、しっかりとお辞儀をして卒業した学校を後にした。 卒業を迎えると同時に、大輔たちとの関係も終わりを遂げた気がした。 この先、この傷を背負って生きていかなきゃいけない。 いい人だと思っても、化けの皮をはがせば人を平気で裏切るんだ。 自分の幸せも、人を信じることも、もうやめると心に決めた。 地位や名誉も、世間体も噂もすべて、もうなにも信じない。 私は、私自身を守るために生きる。